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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻13号

2020年12月発行

文献概要

特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ 各論(症状編)

意識障害の診かた—脳ヘルニアなど緊急を要する病態の診断ポイント

著者: 藤井修一1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学救急医学

ページ範囲:P.2280 - P.2282

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Point
◎意識障害は緊急を要する病態が含まれるため,迅速に診断し治療を開始する必要がある.
◎診断のために要点を絞った病歴聴取・身体所見・神経診察を行い,脳器質的異常とびまん性神経障害のどちらなのかを考える.
◎神経診察は,意識レベル,目の診察,運動機能の3つを必ず行う.
◎初期対応はA(気道)・B(呼吸)・C(循環)の安定化から行う.
◎血糖測定は必須である.

参考文献

1)Traub SJ, et al:Initial diagnosis and management of coma. Emerg Med Clin North Am 34:777-793, 2016
2)Schmidt WU, et al:Causes of brain dysfunction in acute coma;A cohort study of 1027 patients in the emergency department. Scand J Trauma Resusc Emerg Med 27:1-9, 2019
3)Cadena RS, et al:Emergency neurological life support;Approach to the patient with coma. Neurocrit Care 27:74-81, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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