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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻13号

2020年12月発行

文献概要

特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ 各論(症状編)

歩行障害の診かた—頻度の高い歩行障害の種類と鑑別ポイント

著者: 赫寛雄1 相澤仁志1

所属機関: 1東京医科大学神経学分野

ページ範囲:P.2292 - P.2294

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Point
◎診察では姿勢,歩幅,歩隔,足の挙上と接地,リズム,安定性に注目して観察する.
◎痙性片麻痺では内反尖足となり,足を外側に振り出して半円形を描くようにして歩行する.
◎腰帯部(中腰筋)の筋力低下により,動揺歩行が認められる.
◎Parkinson病では歩幅,歩隔,足の挙上,上肢の腕振りが減少する.

参考文献

1)平山惠造:神経症候学Ⅱ 改訂第二版.文光堂,2010
2)Abdo WF,et al:Ten steps to identify atypical parkinsonism. J Neurol Neurosurg Psychiatry 77:1367-1369, 2006
3)赫 寛雄,他:パーキンソニズムの診断とリハビリテーション パーキンソニズムの歩行障害の鑑別.MEDICAL REHABILITATION 196:20-24,2016
4)Nonnekes J,et al: Gait festination in parkinsonism;Introduction of two phenotypes. J Neurol 266:426-430, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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