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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻13号

2020年12月発行

文献概要

特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ 各論(疾患編)

Guillain-Barré症候群を疑う神経症候とその対処法—急性発症の四肢麻痺やしびれ

著者: 国分則人1

所属機関: 1獨協医科大学脳神経内科

ページ範囲:P.2322 - P.2324

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Point
◎Guillain-Barré症候群は,急性四肢麻痺の原因疾患として最も頻度が高い.
◎Guillain-Barré症候群の脱力は,基本的に近位筋と遠位筋の両方に分布する.
◎Guillain-Barré症候群の診断は,急性発症の上下肢の脱力が末梢神経障害に起因することを証明することによる.
◎急性期には,現在進行形で不可逆的な神経障害が起きている,という意識をもつ必要がある.

参考文献

1)Leonhard SE, et al:Diagnosis and management of Guillain-Barré syndrome in ten steps. Nat Rev Neurol 15:671-683, 2019
2)Yuki N, Hartung HP:Guillain-Barré syndrome. N Engl J Med 366:2294-2304, 2012
3)Rajabally YA, Uncini A:Outcome and its predictors in Guillain-Barré syndrome. J Neurol Neurosurg Psychiatry 83:711-718, 2012
4)Kannan Kanikannan MA, et al:Simple bedside predictors of mechanical ventilation in patients with Guillain-Barré syndrome. J Crit Care 29:219-223, 2014
5)Walgaad C, et al:Prediction of respiratory insufficiency in Guillain-Barré syndrome. Ann Neurol 67:781-787, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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