medicina57巻13号

2020年12月発行

特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ 各論（疾患編）

脊椎疾患を疑う神経症候とその対処法—手足のしびれ，筋力低下

著者： 伊藤翔太¹ 安藤哲朗¹ 川上治¹

所属機関： ¹安城更生病院脳神経内科

ページ範囲：P.2342 - P.2344

Point
◎脊椎疾患は高頻度であり，病歴聴取のポイントをおさえておく．
◎しびれの発症経過，性状・範囲，増悪寛解因子の詳細な問診が必要である．
◎急激な筋力低下や排尿・排便障害は早急なコンサルトが必須である．

参考文献

1）安藤哲朗：頸椎症の診療．臨床神経学52：469-479, 2012

2）日本整形外科学会診療ガイドライン委員会，腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン策定委員会（編）：腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン　改訂第2版，pp1-94，南江堂，2011

3）日本整形外科学会診療ガイドライン委員会，腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン策定委員会編集：腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2011，pp1-164，南江堂，2011

4）渡邉和之，紺野愼一：腰部脊柱管狭窄の診断サポートツール．脊椎脊髄33：347-349, 2020