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増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 消化器
39 急性胆道炎(急性胆管炎・胆囊炎)—急性胆管炎・胆囊炎診療ガイドライン2018(第3版)
著者: 福島豊実1 王孔志2 久木田和夫3
所属機関: 1神戸アドベンチスト病院消化器内科 2神戸アドベンチスト病院外科 3神戸アドベンチスト病院総合内科
ページ範囲:P.169 - P.172
文献購入ページに移動・急性胆道炎(急性胆管炎・胆囊炎)は迅速な初期対応が肝心である.『Tokyo Guidelines 2018』(TG18)は2007年の初版(TG07)から2回の改訂(TG13,TG18)を経て,国際的エキスパートによるコンセンサス会議とエビデンスの集積に基づき,実臨床に活かせる日本発の国際的臨床ガイドラインとして英語と日本語で公表されている.
・前回の改定(TG13)では急性胆道炎の臨床フローチャートは1つであったが,今回(TG18)は急性胆管炎診療と急性胆囊炎診療のフローチャートが分けられている.
・新たに「急性胆囊炎に対する外科治療—腹腔鏡下胆囊摘出術の安全な手順」が追加され,胆道ドレナージの適応について,より詳細な検証結果が取り入れられている.
・本ガイドラインのモバイルアプリ版(学会ホームページより)には,実臨床での診療補助に有用な診断カルキュレーターと重症度判定カルキュレーターが含まれており,利用をお勧めする.
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