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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 腎・泌尿器

48 IgA腎症—エビデンスに基づくIgA腎症診療ガイドライン2017

著者: 片渕律子1

所属機関: 1豊資会加野病院腎臓内科

ページ範囲:P.210 - P.213

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押さえておきたい必須ポイント!
・IgA腎症は「免疫組織化学的に糸球体へのIgAの優位な沈着がみられる腎炎」と定義され,診断に腎生検が必須であるため,診断および治療は原則として腎臓専門医が担当する.
・慢性糸球体腎炎において最も頻度の高い腎炎であり,慢性に経過する血尿・蛋白尿例のほとんどはIgA腎症である.
・臨床的にも病理学的にも多彩であるため,個々の症例に応じた治療を行う.
・ステロイドは急性活動性病変に対して使用する.
・今回の改訂でクリニカルクエスチョン「飲酒制限は推奨されるか?」が新たに採用された.

参考文献

1)丸山彰一(監),厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業)難治性腎疾患に関する調査研究班(編):エビデンスに基づくIgA腎症診療ガイドライン2017,東京医学社,2017
2)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 進行性腎障害に関する調査研究班:IgA腎症診療指針—第3版.日腎会誌53:123-135,2011 https://cdn.jsn.or.jp/jsn_new/iryou/free/kousei/pdf/53_2_123-135.pdf(2020年2月閲覧)
3)Hotta O, et al:Tonsillectomy and steroid pulse therapy significantly impact on clinical remission in patients with IgA nephropathy. Am J Kidney Dis 38:736-743, 2001
4)Kawamura T, et al:A multicenter randomized controlled trial of tonsillectomy combined with steroid pulse therapy in patients with immunoglobulin A nephropathy. Nephrol Dial Transplant 29:1546-1553, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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