icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina57巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 神経

55 脳卒中—脳卒中治療ガイドライン2015[追補2019対応]

著者: 三瀧真悟1

所属機関: 1島根大学医学部内科学講座内科学第三

ページ範囲:P.238 - P.241

文献購入ページに移動
押さえておきたい必須ポイント!
・血栓溶解療法は,脳梗塞発症後4.5時間以内であれば施行が可能である.
・発症時刻が不明なときでも,頭部MRI拡散強調画像の虚血性変化がFLAIR画像で明瞭でない場合には発症4.5時間以内の可能性が高く,静注血栓溶解療法を行うことを考慮してもよい.
・急性期の機械的血栓回収療法は,適切な症例選択のうえ,発症24時間まで可能となった.
・抗血小板薬としてシロスタゾール,抗凝固薬として直接作用型経口抗凝固薬(direct oral anticoagulant:DOAC)が,治療薬として新たに推奨された.
・外科的処置時の,抗血小板薬および抗凝固薬の扱いについて言及された.

参考文献

1)日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会(編):脳卒中治療ガイドライン2015[追補2019対応].協和企画,2019
2)Toyoda, K. et al:Dual antiplatelet therapy using cilostazol for secondary prevention in patients with high-risk ischaemic stroke in Japan;A multicentre, open-label, randomised controlled trial. Lancet Neurol 18:539-548, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら