文献詳細
文献概要
増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 神経
56 てんかん—てんかん診療ガイドライン2018
著者: 髙木俊輔1
所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学
ページ範囲:P.242 - P.245
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・抗てんかん薬治療は初回発作では開始しないのが原則だが,再発率が高くなる要素があったり社会的要因で求められる場合は初回でも治療開始を考慮する.しかし,安易な治療開始は戒められる.
・新規発症部分てんかん(局在関連性,焦点性てんかん)の治療薬の第一選択は新規の抗てんかん薬が複数取り入れられ,選択肢が増えた.
・妊娠可能な女性のてんかん患者に対する治療戦略として包括的なカウンセリングが推奨されるようになり,抗てんかん薬選択ではバルプロ酸を避けた催奇形性の低い薬剤選択についての解説が充実した.
・抗てんかん薬治療は初回発作では開始しないのが原則だが,再発率が高くなる要素があったり社会的要因で求められる場合は初回でも治療開始を考慮する.しかし,安易な治療開始は戒められる.
・新規発症部分てんかん(局在関連性,焦点性てんかん)の治療薬の第一選択は新規の抗てんかん薬が複数取り入れられ,選択肢が増えた.
・妊娠可能な女性のてんかん患者に対する治療戦略として包括的なカウンセリングが推奨されるようになり,抗てんかん薬選択ではバルプロ酸を避けた催奇形性の低い薬剤選択についての解説が充実した.
参考文献
1)日本神経学会(監)「てんかん診療ガイドライン」作成委員会(編):てんかん診療ガイドライン2018.医学書院,2018
2)National Institute for Health and Care Excellence:Epilepsies;diagnosis and management, 2012(Last update:October 2019) https://www.nice.org.uk/guidance/cg137/chapter/1-Guidance(2020年2月閲覧)
3)The International League Against Epilepsy:ILAE Classification of the Epilepsies (2017) https://www.ilae.org/guidelines/definition-and-classification/ilae-classification-of-the-epilepsies-2017(2020年2月閲覧)
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