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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 皮膚

75 接触皮膚炎—接触皮膚炎診療ガイドライン

著者: 本田哲也1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚科学

ページ範囲:P.332 - P.335

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・接触皮膚炎とは,皮膚に接触したさまざまな物質により引き起こされる湿疹性の皮膚炎症の総称であり,病態から,一次刺激性接触皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎に大別される.
・接触皮膚炎を示唆する臨床像として,皮疹の特徴的分布(偏側性,限局性など),形状(円形,線状,人工的な形状など)が重要である.
・接触皮膚炎を疑った場合,詳細な問診が最も診断に重要であり,その原因検索,確定診断にはパッチテストが最も重要である.
・治療は原因物質からの回避が最も重要であるが,対症療法としてはステロイド外用薬を用いる.
・症状が重篤,あるいは全身性の接触皮膚炎の場合は,一時的に抗ヒスタミン薬,中等量までのステロイド内服も考慮する.

参考文献

1)日本皮膚科学会接触皮膚炎診療ガイドライン委員会:接触皮膚炎診療ガイドライン.日皮会誌119:1757-1793,2009
2)日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版.日皮会誌126:121-155,2016
3)Burke J, et al:British Association of Dermatolgists. Guideline for care of contact dermatitis. Br J Derm 145:877-885, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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