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増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 皮膚
79 褥瘡—褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)
著者: 立花隆夫1
所属機関: 1大阪赤十字病院皮膚科
ページ範囲:P.349 - P.352
文献購入ページに移動・褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)に記載されている予防項目のCQは,①褥瘡発生の予測,②皮膚の観察,③圧迫・ずれの排除,④スキンケア,⑤全身管理,⑥リハビリテーション,⑦患者教育,の7項目,また,発生後ケアのCQは発生予測を除く6項目にアウトカムマネジメント,QOL・疼痛を追加した8項目からなる1).
・対象者の褥瘡予防・管理計画を立案する際のプロセスを示した,褥瘡予防・管理,すなわち診療アルゴリズムを提示している.そのほかにも,褥瘡の予防に関して2つ(予防ケアのアルゴリズム,発生予防全身管理のアルゴリズム),治療管理に関して4つ(発生後ケアのアルゴリズム,発生後全身管理のアルゴリズム,保存的治療のアルゴリズム,外科的治療のアルゴリズム),全部で7つのアルゴリズムを提示している1).
・保存的治療の基本はwound bed preparationとmoist wound healingであり,褥瘡を急性期とそれ以降の慢性期に分けて対処する1,2).
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