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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 皮膚

79 褥瘡—褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)

著者: 立花隆夫1

所属機関: 1大阪赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.349 - P.352

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・褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)に記載されている予防項目のCQは,①褥瘡発生の予測,②皮膚の観察,③圧迫・ずれの排除,④スキンケア,⑤全身管理,⑥リハビリテーション,⑦患者教育,の7項目,また,発生後ケアのCQは発生予測を除く6項目にアウトカムマネジメント,QOL・疼痛を追加した8項目からなる1)
・対象者の褥瘡予防・管理計画を立案する際のプロセスを示した,褥瘡予防・管理,すなわち診療アルゴリズムを提示している.そのほかにも,褥瘡の予防に関して2つ(予防ケアのアルゴリズム,発生予防全身管理のアルゴリズム),治療管理に関して4つ(発生後ケアのアルゴリズム,発生後全身管理のアルゴリズム,保存的治療のアルゴリズム,外科的治療のアルゴリズム),全部で7つのアルゴリズムを提示している1)
・保存的治療の基本はwound bed preparationとmoist wound healingであり,褥瘡を急性期とそれ以降の慢性期に分けて対処する1,2)

参考文献

1)日本褥瘡学会 教育委員会 ガイドライン改訂委員会:褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版).日本褥瘡学会誌17:487-557,2015
2)立花隆夫:褥瘡診療ガイドラインUP-TO-DATE 2016→2017.門脇 孝,小室一成,宮地良樹(編),メディカルレビュー社,2016,pp 662-669
3)日本皮膚科学会(編):創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン—2;褥瘡診療ガイドライン(第2版).日皮会誌127:1933-1988, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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