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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 耳鼻咽喉科

88 急性鼻副鼻腔炎—急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン 2010年版(追補版)

著者: 高木大1

所属機関: 1札幌厚生病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.390 - P.392

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・追補版では,鼻副鼻腔炎の細菌抗原診断として肺炎球菌迅速検査キットを用いて,中等症急性鼻副鼻腔炎における二次選択薬,あるいは重症例の一次選択薬の参考にすることが推奨されている.
・第一選択薬は,ペニシリン系抗菌薬のアモキシシリン(AMPC)となっている.臨床効果と起炎菌から効果が認められない場合には,AMPCの高用量やセフェム系抗菌薬の常用量を使用する.
・日常診療においてガイドラインを利用しやすいように,急性鼻副鼻腔炎の鼻腔所見と臨床症状を簡潔かつ汎用可能なスコアを用いて点数化したうえで,軽症,中等症,重症に分類している.

参考文献

1)日本鼻科学会 急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン作成委員会:急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版.日鼻誌49:140-247,2010
2)日本鼻科学会 急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン作成委員会:急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版(追補版).日鼻誌53:103-160,2014
3)Rosenfeld RM, et al:Clinical practice guideline(update);Adult sinusitis. Otolaryngol Head Neck Surg 152(2Suppl):S1-S39, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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