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増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 耳鼻咽喉科
88 急性鼻副鼻腔炎—急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン 2010年版(追補版)
著者: 高木大1
所属機関: 1札幌厚生病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.390 - P.392
文献購入ページに移動・追補版では,鼻副鼻腔炎の細菌抗原診断として肺炎球菌迅速検査キットを用いて,中等症急性鼻副鼻腔炎における二次選択薬,あるいは重症例の一次選択薬の参考にすることが推奨されている.
・第一選択薬は,ペニシリン系抗菌薬のアモキシシリン(AMPC)となっている.臨床効果と起炎菌から効果が認められない場合には,AMPCの高用量やセフェム系抗菌薬の常用量を使用する.
・日常診療においてガイドラインを利用しやすいように,急性鼻副鼻腔炎の鼻腔所見と臨床症状を簡潔かつ汎用可能なスコアを用いて点数化したうえで,軽症,中等症,重症に分類している.
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