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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 耳鼻咽喉科

89 末梢性めまい・良性発作性頭位めまい症—良性発作性頭位めまい症診療ガイドライン(医師用)

著者: 小川恭生12

所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター耳鼻咽喉科 2東京医科大学八王子医療センター頭頸部外科

ページ範囲:P.394 - P.399

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・良性発作性頭位めまい症(BPPV)は病態によって半規管結石症とクプラ結石症に分類され,主に後半規管と外側半規管に生じる.
・BPPVの診断には頭位・頭位変換検査での方向交代性眼振の観察が必須である.
・BPPVは自然治癒することが少なくないが,病因として半規管内に迷入した結石が想定され,半規管内の結石を元の位置(耳石器)に移動させる頭位治療が有効である.

参考文献

1)日本めまい平衡医学会診断基準化委員会:良性発作性頭位めまい症診療ガイドライン(医師用).Equilibrium Res 68:218-225,2009
2)Epley JM:The canalith repositioning procedure;For treatment of benign paroxysmal positional vertigo. Otolaryngol Head Neck Surg 107:399-404, 1992
3)Brandt T, et al:Physical therapy for benign paroxysmal positional vertigo. Arch Otolaryngol 106:484-485, 1980
4)Semont A, et al:Curing the BPPV with a liberatory maneuver. Adv Otolaryngol 42:290-293, 1988
5)Lempert T, et al:A positional maneuver for treatment of horizontal-canal benign positional vertigo. Laryngoscope 106:476-478, 1996
6)Imai T, et al:Natural course of the remission of vertigo in patients with benign paroxysmal positional vertigo. Neurology 64:920-921, 2005
7)Imai T, et al:Natural course of positional vertigo in patients with apogeotropic variant of horizontal canal benign paroxysmal positional vertigo. Auris Nasus Larynx 38:2-5, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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