文献詳細
文献概要
増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド 耳鼻咽喉科
90 中耳炎—小児急性中耳炎診療ガイドライン2018年版
著者: 伊藤真人1
所属機関: 1自治医科大学小児耳咽喉科
ページ範囲:P.400 - P.402
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・重症度(軽症,中等症,重症)に基づく治療方針を推奨している.重症度分類は,臨床症状と局所所見,年齢によるが,特に鼓膜所見を重視している.
・前版までは,耳鼻咽喉科医を主たる使用者に想定していたが,2018年版では小児急性中耳炎診療に携わるすべての医師が利用することのできるガイドラインを目指した改訂がなされた.
・薬剤耐性(antimicrobial resistance:AMR)対策アクションプランを補完し,抗菌薬の適正使用の情報を提供している.
・前版より,治療に難渋する反復性(急性)中耳炎に関するCQ・推奨を充実している.
・重症度(軽症,中等症,重症)に基づく治療方針を推奨している.重症度分類は,臨床症状と局所所見,年齢によるが,特に鼓膜所見を重視している.
・前版までは,耳鼻咽喉科医を主たる使用者に想定していたが,2018年版では小児急性中耳炎診療に携わるすべての医師が利用することのできるガイドラインを目指した改訂がなされた.
・薬剤耐性(antimicrobial resistance:AMR)対策アクションプランを補完し,抗菌薬の適正使用の情報を提供している.
・前版より,治療に難渋する反復性(急性)中耳炎に関するCQ・推奨を充実している.
参考文献
1)日本耳科学会,日本小児耳鼻咽喉科学会,日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会(編):小児急性中耳炎診療ガイドライン2018年版.金原出版,2018
2)Lieberthal AS, et al:The diagnosis and management of acute otitis media. Pediatrics 131:e964-999, 2013
3)Rosenfeld RM, et al:Clinical practice guideline;Tympanostomy tubes in children. Otolaryngol Head Neck Surg 149(1 Suppl):S1-35, 2013
4)日本耳科学会,日本小児耳鼻咽喉科学会(編):小児滲出性中耳炎診療ガイドライン2015年版.金原出版,2015
5)Rosenfeld RM, et al:Clinical practice guideline;Otitis media with effusion(Update). Otolaryngol Head Neck Surg 154(1 Suppl):S1-S41, 2016
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