文献詳細
増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド
耳鼻咽喉科
文献概要
押さえておきたい必須ポイント!
・耳鳴の診断に必要な検査は,自覚的表現による耳鳴検査としてTHIなどの耳鳴質問票と,客観的耳鳴検査として標準純音聴力検査,ピッチマッチ検査,ラウドネス・バランス検査を推奨する(推奨度1B).
・耳鳴の機序の説明を含む教育的カウンセリングは耳鳴に効果がある(推奨度1B:エビデンスは中程度で,行うことを強く推奨する).
・難聴がある耳鳴に補聴器を使用する音響療法は耳鳴に対する効果がある(推奨度1A:エビデンスが強く,行うことを強く推奨する).
・耳鳴の診断に必要な検査は,自覚的表現による耳鳴検査としてTHIなどの耳鳴質問票と,客観的耳鳴検査として標準純音聴力検査,ピッチマッチ検査,ラウドネス・バランス検査を推奨する(推奨度1B).
・耳鳴の機序の説明を含む教育的カウンセリングは耳鳴に効果がある(推奨度1B:エビデンスは中程度で,行うことを強く推奨する).
・難聴がある耳鳴に補聴器を使用する音響療法は耳鳴に対する効果がある(推奨度1A:エビデンスが強く,行うことを強く推奨する).
参考文献
1)日本聴覚医学会(編):耳鳴診療ガイドライン2019年版.金原出版,2019
2)Tunkel DE, et al:Clinical practice guideline:Tinnitus. Otolaryngol Head Neck Surg 151:S1-S40, 2014
3)Cima RFF, et al:A multidisciplinary European guideline for tinnitus:Diagnostics, assessment, and treatment. HNO 67:10-42, 2019
掲載誌情報