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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド そのほか

98 フレイル—フレイル診療ガイド2018

著者: 杉本研1 楽木宏実1

所属機関: 1大阪大学老年・総合内科学

ページ範囲:P.436 - P.439

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・フレイルの定義・診断・疫学,フレイルに関する概念,フレイルの予防・対策,各疾患とフレイルの4章に分け,38のclinical questionに対して要約が記載されている.
・フレイルは多面的な問題を含有しており,身体的側面を主体とし,精神・心理的側面,社会的側面における脆弱性を含む.
・身体的フレイルの診断法として日本版CHS基準(J-CHS)が提唱されている.
・フレイルに対する介入として,栄養と運動またはその併用が推奨されている.

参考文献

1)荒井秀典,長寿医療研究開発費事業(27-23):要介護高齢者,フレイル高齢者,認知症高齢者に対する栄養療法,運動療法,薬物療法に関するガイドライン作成に向けた調査研究班(編):フレイル診療ガイド2018年版.日本老年医学会,2018
2)Satake S, et al:Prevalence of frailty among community-dwellers and outpatients in Japan as defined by the Japanese version of the Cardiovascular Health Study criteria. Geriatr Gerontol Int 17:2629-2634, 2017
3)Satake S, et al:Validity of the Kihon Checklist for assessing frailty status. Geriatr Gerontol Int 16:709-715, 2016
4)Dent E, et al:The Asia-Pacific clinical practice guidelines for the management of frailty. J Am Med Dir Assoc 18:564-575, 2017
5)日本歯科医師会:歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年度版 https://www.jda.or.jp/dentist/oral_flail/pdf/manual_all.pdf(2020年2月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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