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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻5号

2020年04月発行

文献概要

特集 デキル内科医のコンサルト—専門医が教える隠れたエッセンス コンサルトを依頼する

心原性失神を疑う場合

著者: 眞柴貴久1 水野篤2

所属機関: 1東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科 2聖路加病院循環器内科

ページ範囲:P.642 - P.645

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Point
◎心原性失神は予後不良であり,突然死にいたる可能性もある.
◎心原性失神でも,必ずしも前駆症状があるとは限らず,むしろ動悸や胸部絞扼感を伴わないことも多い.
◎初診時で原因が明らかにならない失神において,高リスク患者(≒心原性失神が疑われる患者)を判別し,重症度に応じたタイミングでの専門医へのコンサルトが重要である.

参考文献

1)井上 博,他:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2011年度合同研究班報告)失神の診断・治療ガイドライン(2012年改訂版). j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_inoue_h pdf(2020年1月閲覧)
2)Soteriades ES, et al:Incidence and prognosis of syncope. N Engl J Med 347:878-885, 2002
3)Albassam OT, et al:Did this patient have cardiac syncope?;The rational clinical examination systematic review. JAMA 321:2448-2457, 2019
4)Brignole M, et al:2018 ESC Guidelines for the diagnosis and management of syncope. Eur Heart J 39:1883-1948, 2018
5)Krahn AD, et al:Syncope;Review of monitoring modalities. Curr Cardiol Rev 4:41-48, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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