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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻6号

2020年05月発行

文献概要

連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・25

眼の位置がおかしい!?—眼球運動障害の診方②(動眼神経麻痺)

著者: 難波雄亮12

所属機関: 1亀田京橋クリニック 2亀田総合病院神経内科

ページ範囲:P.803 - P.806

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 前回は外転神経麻痺について勉強しました.外眼筋を支配する神経では,上斜筋・外直筋以外を支配する動眼神経が大きな役割を果たしています.動眼神経は外眼筋だけでなく,上眼瞼の動きや瞳孔の調整などにも働きます.一見して症状が派手で障害がわかりやすいイメージがあり,動眼神経麻痺を見たら脳動脈瘤を否定せよ!と記憶している方も多い有名な所見も呈します.今回は動眼神経麻痺について勉強していきましょう.
 
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年4月30日まで公開)。

参考文献

1)Albertone CD, et al(著):イラストでわかる神経症候—機能・解剖学から診断へのアプローチ.丸善出版,2012
2)日本神経学会(編):神経学的検査チャート. https://www.neurology-jp.org/news/news_20080715_01.html(2020年4月閲覧)
3)難波雄亮,本村和久:「病歴がわからないのにどうやって診断するの?」CT撮影前に何が分かるか.実践誌プライマリ・ケア2:24-29, 2017
4)Capo H, et al:Evolution of oculomotor nerve palsies. J Clin Neuroopthalmol 12:12-15, 1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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