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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻6号

2020年05月発行

文献概要

特集 教えて! 健診/検診“ホントのところ”—エビデンスを知り,何を伝えるか 健診でよく実施される項目

血算

著者: 西川真子1 矢冨裕1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科臨床病態検査医学

ページ範囲:P.844 - P.847

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Point
◎身体所見による貧血症状は信頼性が低く,貧血の診断には血算が必要である.
◎貧血の鑑別には平均赤血球容積(MCV)と網状赤血球数に着目する.
◎高度の血球増減,幼若異型細胞の出現,多系統の血球異常の場合は専門医に速やかに紹介する.

参考文献

1)日本人間ドック学会:2020年度 判定区分表,2020 https://www.ningen-dock.jp/other/inspection(2020年3月閲覧)
2)WHO:Iron Deficiency Anaemia;Assessment, Prevension and Control;A Guide for Programme Managers, 2001 https://www.who.int/nutrition/publications/micronutrients/anaemia_iron_deficiency/WHO_NHD_01.3/en/(2020年3月閲覧)
3)Centers for Disease Control and Prevention(CDC):Recommendations to prevent and control iron deficiency in the United States. MMWR Recomm Rep 47:1-29, 1998
4)厚生労働省:平成29年国民健康・栄養調査報告—第2部 身体状況調査の結果,2018 https://www.mhlw.go.jp/content/000451760.pdf(2020年3月閲覧)
5)森眞由美:高齢者の貧血をどう診るか.日老医誌 45:594-596,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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