文献詳細
特集 教えて! 健診/検診“ホントのところ”—エビデンスを知り,何を伝えるか
健診でよく実施される項目
腫瘍マーカー—(CEA,CA125,CA19-9,AFP,PSA)
著者: 末廣寛1
所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科臨床検査・腫瘍学講座
ページ範囲:P.871 - P.874
文献概要
◎早期癌では,ほとんどの腫瘍マーカーは血中に増加しない.腫瘍マーカーが高度増加であれば早期癌よりも進行癌の存在を疑う.
◎腫瘍マーカー値に影響を与える因子(喫煙,加齢,月経周期など)の有無を確認したうえで,腫瘍マーカー値を解釈する.
◎健診で無症状の人々に対して腫瘍マーカーによる癌のスクリーニングを行うことは,一般的には推奨されない.
参考文献
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