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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻6号

2020年05月発行

文献概要

特集 教えて! 健診/検診“ホントのところ”—エビデンスを知り,何を伝えるか 特定の疾病を見つけるための検診

肝炎ウイルス検診—(HBs抗原検査,HCV抗体検査)

著者: 井上貴子1 田中靖人12

所属機関: 1名古屋市立大学病院中央臨床検査部 2名古屋市立大学大学院医学研究科病態医科学

ページ範囲:P.932 - P.936

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Point
◎肝炎ウイルス(B型肝炎ウイルス,C型肝炎ウイルス)感染を早期に発見することは,肝癌の発症抑止につながる.
◎健康増進法での肝炎ウイルス検査対象者は,基本的に一度しか肝炎ウイルス検査を受けることができない.
◎肝炎ウイルス検査陽性の場合,血液検査と超音波検査を中心とした精密検査を受診する.

参考文献

1)日本肝臓学会 肝炎診療ガイドライン作成委員会(編):B型肝炎治療ガイドライン(第3.1版),p 1, 2019 https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_b(2020年3月閲覧)
2)日本肝臓学会 肝炎診療ガイドライン作成委員会(編):C型肝炎治療ガイドライン(第7版),p 1, 2019 http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_c(2020年3月閲覧)
3)厚生労働省健康局:健康増進事業に基づく肝炎ウイルス検診等の実施について,2008 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb7591&dataType=1&pageNo=1(2020年3月閲覧)
4)道堯浩二郎,他:HBs抗原検査の偽陽性に関する検討—濃度別にみた判定困難例の頻度.肝臓59:641-646, 2018
5)栗田 聡,他:肝炎ウイルス検診による肝細胞癌の早期発見.新潟がんセンター病院医誌54:24-31, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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