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文献概要
特集 教えて! 健診/検診“ホントのところ”—エビデンスを知り,何を伝えるか 特定の疾病を見つけるための検診
骨粗鬆症検診—(DXA,QUS,FRAX®)
著者: 中藤真一1
所属機関: 1あさひ総合病院整形外科
ページ範囲:P.955 - P.959
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◎閉経後女性の骨粗鬆症検査を受けるきっかけは「検診」が最も多い.
◎骨粗鬆症検診の問題点として,低い実施率と受診率,骨密度中心の判定,対象年齢,検診間隔などがある.
◎米国予防医学専門委員会(USPSTF)では,65歳以上の女性や64歳以下の閉経後女性で危険因子のある人に骨粗鬆症検診を勧めている.
◎骨粗鬆症の危険因子には両親の大腿骨近位部骨折歴,喫煙,過度の飲酒,低体重などがある.
◎骨粗鬆症の危険因子を含んだ評価ツールとして,FRAX®などがある.
◎閉経後女性の骨粗鬆症検査を受けるきっかけは「検診」が最も多い.
◎骨粗鬆症検診の問題点として,低い実施率と受診率,骨密度中心の判定,対象年齢,検診間隔などがある.
◎米国予防医学専門委員会(USPSTF)では,65歳以上の女性や64歳以下の閉経後女性で危険因子のある人に骨粗鬆症検診を勧めている.
◎骨粗鬆症の危険因子には両親の大腿骨近位部骨折歴,喫煙,過度の飲酒,低体重などがある.
◎骨粗鬆症の危険因子を含んだ評価ツールとして,FRAX®などがある.
参考文献
1)阿部大介,他:わが国における閉経後女性の骨粗鬆症に対する意識・実態に関するWebアンケート調査.日骨粗鬆症会誌5:267-276, 2019
2)折茂 肇(監),細井孝之,曽根照喜(編):検診の実際.骨粗鬆症 検診・保健指導マニュアル(第2版),pp 14-15,ライフサイエンス出版,2014
3)厚生労働省:平成29年度地域保健・健康増進事業報告の概況:健康増進編,2019 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/c-hoken/17/dl/kekka2.pdf(2020年3月閲覧)
4)山内広世,他:骨粗鬆症検診の現状;骨粗鬆症性骨折,要介護との関係.日骨粗鬆症会誌4:513-522, 2018
5)Siris ES, et al:Bone mineral density thresholds for pharmacological intervention to prevent fractures. Arch Intern Med 164:1108-1112, 2004
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8)Gourlay ML, et al:Bone-density testing interval and transition to osteoporosis in older women. N Engl J Med 366:225-233, 2012
9)Frost SA, et al:Timing of repeat BMD measurements;Development of an absolute risk-based prognostic model. J Bone Miner Res 24:1800-1807, 2009
10)骨粗鬆症財団:骨量測定装置設置先名簿(2013年12月現在),2014
11)山内広世:骨量測定装置の普及度.Osteoporosis Jpn 21:62-63, 2013
12)骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(編):骨粗鬆症の診断.骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版,pp 26-29,ライフサイエンス出版,2015
13)US Preventive Services Task Force:Screening for osteoporosis to prevent fractures;US Preventive Services Task Force recommendation statement. JAMA 26:2521-2531, 2018
14) 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(編):骨粗鬆症の診断.骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版,pp 62-63,ライフサイエンス出版,2015
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