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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻7号

2020年06月発行

文献概要

特集 運動・スポーツ×内科—内科医に求められるスポーツ医学とは 外来で遭遇する運動愛好家からの声

月経がこなくなりました

著者: 楳村史織1

所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学(産婦人科)

ページ範囲:P.1082 - P.1085

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Point
◎運動性無月経は過度の運動負荷による身体的・精神的ストレスが原因で生じる.
◎長期の低エストロゲンは骨粗鬆症,疲労骨折のリスクのほか心血管や妊孕性など全身に影響する.
◎運動性無月経の主因に利用可能エネルギー不足(LEA)があり,その是正が治療上最重要である.
◎低エストロゲン状態の長期化を防ぐためホルモン補充治療も選択される.
◎診断時には運動性以外の原因による無月経の鑑別も必ず行う.

参考文献

1)広井正彦,他:生殖・内分泌委員会報告[思春期少女の肥満と性機能に関する小委員会(平成7年度〜平成8年度)検討結果報告]わが国思春期少女の体格,月経周期,体重変動,希望体重との相互関係について—アンケートによる—.日産婦会誌49:367-377, 1997
2)久具宏司,他:平成28年度専門委員会報告—生殖・内分泌委員会.日産婦会誌69:1429-1440, 2017
3)Nattiv A, et al:American College of Sports Medicine position stand. The female athlete triad. Med Sci Sports Exerc 39:1867-1882, 2007
4)Mountjoy M, et al:IOC consensus statement on relative energy deficiency in sport(RED-S);2018 update. Br J Sports Med 0:1-11, 2018
5)De Souza MJ, et al:2014 female athlete triad coalition consensus statement on treatment and return to play of the female athlete triad. Br J Sports Med 48:289, 2014
6)日本産科婦人科学会/日本女性医学学会(編・監):女性アスリートのヘルスケアに関する管理指針.日本産科婦人科学会,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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