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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻7号

2020年06月発行

文献概要

特集 運動・スポーツ×内科—内科医に求められるスポーツ医学とは 外来で遭遇する運動愛好家からの声

血尿が出ます

著者: 國友耕太郎1

所属機関: 1国立病院機構熊本医療センター総合診療科

ページ範囲:P.1100 - P.1102

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Point
◎運動による着色尿では,血尿,ヘモグロビン尿,ミオグロビン尿を鑑別する.
◎臓器損傷による血尿が疑われれば,迅速に紹介する.
◎ヘモグロビン尿は,足底部での機械的な衝撃による赤血球破砕(溶血)で生じる.
◎ミオグロビン尿は,激しい運動,慣れない運動,長時間の運動,高温多湿などが発症促進因子である.

参考文献

1)白石元昭:ミオグロビン尿症と剣道.臨床スポーツ医学6:543-550, 1989
2)Fleischer R:Ueber eine neue form von haemoglbinuric beim menschen. Berl Klin Wschr 18:691, 1881
3)浅井隆善,他:剣道により発症した行軍血色素尿症の3例.臨床血液27:179-184, 1986
4)Banga JP:An erythrocyte membrane-protein anomaly in march haemoglobinuria. Lancet 17:1048-1049, 1979
5)西岡里香,他:尿細管への鉄沈着を認めた 剣道行軍ヘモグロビン尿症候群の1例.日本内科学会雑誌106:1191-1198, 2017
6)石川 勲:運動後の急性腎障害.日本内科学会雑誌103:1101-1107, 2014
7)血尿診断ガイドライン編集委員会(編):血尿診断ガイドライン2013.ライフサイエンス出版,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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