medicina57巻7号

2020年06月発行

特集 運動・スポーツ×内科—内科医に求められるスポーツ医学とは プライマリ・ケア医が知っておきたいスポーツ内科の知識

プライマリ・ケア医が知っておきたい運動愛好家の耳鼻科トラブル

著者： 大谷真喜子¹ 保富宗城¹

所属機関： ¹和歌山県立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲：P.1144 - P.1147

Point
◎18歳以下の眼窩壁骨折，甲状軟骨骨折，外リンパ瘻は緊急性が高い．
◎運動誘発性喉頭閉塞症は運動誘発性喘息と誤診されやすい．

参考文献

1）Jordan DR, et al：Intervention within days for some orbital floor fractures；The white-eyed blowout. Ophthal Plast Reconstr Surg 14：379-390, 1998

2）藤塚健次，他：緊急気道確保が必要であった喉頭外傷の1例．日本外傷学会雑誌29：355-357, 2015

3）今井篤志，他：手術によって音声改善を認めた甲状軟骨骨折例．耳鼻咽喉科臨床106：621-625, 2013

4）永井賀子，他：外リンパ瘻症例の臨床的検討．耳鼻咽喉科展望57：322-329, 2014

5）三代康雄：【耳鼻咽喉科診療スキルアップ32—私のポイント—】外傷性鼓膜穿孔の治療とインフォームドコンセント．ENTONI 192：11-14, 2016

6）仲野敦子：【研修医が知っておくべき境界領域疾患】頭頸部　耳鼻咽喉科外傷．小児科診療80：557-561, 2017

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12）渡辺行雄：【スポーツと耳鼻咽喉科】運動機能 運動選手の平衡機能．臨床スポーツ医学21：867-873, 2004