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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻8号

2020年07月発行

文献概要

連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・27

うわっ!? 首が痛い!—髄膜刺激症状の診方

著者: 難波雄亮12

所属機関: 1亀田京橋クリニック 2亀田総合病院神経内科

ページ範囲:P.1225 - P.1228

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 頭痛の中でも髄膜刺激症状をきたす疾患には致命的なものが多いです.髄膜炎・脳出血・硬膜炎など,鑑別は多岐に渡ります.髄膜刺激症状があるかないかを特定できないと,致命的な疾患を見逃してしまうことになります.頭痛疾患を的確に診断するには病歴が最も重要です.髄膜刺激症状がはっきりと指摘できればよいのですが,それを検出する感度が100%に近い検査はありません.わずかな異常所見を検出できるように日々トレーニングする必要があります.それでは髄膜刺激症状について勉強しましょう!
 
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年6月30日まで公開)。

参考文献

1)平山惠造(編著):カラーイラストで学ぶ神経症候学.文光堂,2015
2)Uchihara T, Tsukagoshi H:Jolt accentuation of headache;The most sensitive sign of CSF pleocytosis. Headache 31:167-171, 1991
3)日本神経学会,他(監):細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014.南江堂,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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