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連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・27
文献概要
頭痛の中でも髄膜刺激症状をきたす疾患には致命的なものが多いです.髄膜炎・脳出血・硬膜炎など,鑑別は多岐に渡ります.髄膜刺激症状があるかないかを特定できないと,致命的な疾患を見逃してしまうことになります.頭痛疾患を的確に診断するには病歴が最も重要です.髄膜刺激症状がはっきりと指摘できればよいのですが,それを検出する感度が100%に近い検査はありません.わずかな異常所見を検出できるように日々トレーニングする必要があります.それでは髄膜刺激症状について勉強しましょう!
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年6月30日まで公開)。
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年6月30日まで公開)。
参考文献
1)平山惠造(編著):カラーイラストで学ぶ神経症候学.文光堂,2015
2)Uchihara T, Tsukagoshi H:Jolt accentuation of headache;The most sensitive sign of CSF pleocytosis. Headache 31:167-171, 1991
3)日本神経学会,他(監):細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014.南江堂,2015
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