文献詳細
特集 真夏の診察室
夏に悪化しやすい症状・疾患とその予防・管理
文献概要
Point
◎夏は肌を露出する機会や屋外活動が増え,露出部に皮膚炎を生じやすい.
◎夏には紫外線や汗が関与する湿疹が増加する.高温環境や掻破により悪化し,感染症を併発することもある.
◎治療にはただステロイドを外用するのではなく,個々の病変が形成される機序や環境も意識して対策を講じることが重要である.
◎夏は肌を露出する機会や屋外活動が増え,露出部に皮膚炎を生じやすい.
◎夏には紫外線や汗が関与する湿疹が増加する.高温環境や掻破により悪化し,感染症を併発することもある.
◎治療にはただステロイドを外用するのではなく,個々の病変が形成される機序や環境も意識して対策を講じることが重要である.
参考文献
1)環境省:紫外線環境保健マニュアル2015. http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full/matsigaisen2015_full.pdf(2020年4月閲覧)
2)夏秋 優:Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎-皮膚炎をおこす虫とその生態/臨床像・治療・対策.学研プラス,2013
3)日野治子:保育所・学校における感染症対策:学校感染症および関連疾患について.日皮会誌129:1477-1494,2019
4)岡崎布佐子:汗疹性湿疹,安部正敏,宮地良樹(編):この皮膚疾患にこの処方.医学書院,2019,pp 100-101
5)常深祐一郎:見た目は水虫なのにPilzがみつからない時のチョイ技.日臨皮会誌30:619-621,2013
掲載誌情報