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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻8号

2020年07月発行

書評

—中島 啓 著—レジデントのための—呼吸器診療最適解—ケースで読み解く考えかた・進めかた フリーアクセス

著者: 徳田安春1

所属機関: 1群星沖縄臨床研修センター

ページ範囲:P.1306 - P.1306

文献概要

 最適化理論による数量モデルを利用すると,アウトカムを最大化させるような変数の解を求めることができる.これが最適解だ.数学では微分積分法などを用いて推定する.医療分野への応用では,感染症疫学での流行カーブを遅らせて小さくするためのパブリック・ヘルス的介入を求める方法がある.今,世界的に流行している新型コロナウイルス感染拡大に対する介入における最適解を求めて,研究者が数量モデルをつくり政策作成者に提言している.
 日常診療で患者さんにとっての最適解を求めるには,変数とその組み合わせが無数にあるため数理モデル化は困難だ.医学部受験のために勉強した微積分を使うことはできない.患者さんのための最適解を求めるにはどうすればよいか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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