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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻8号

2020年07月発行

文献概要

特集 真夏の診察室 夏の魔物—おいしい話には裏がある

メジャーな微生物による食中毒

著者: 中野弘康1

所属機関: 1大船中央病院内科

ページ範囲:P.1307 - P.1310

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Point
◎消化器症状以外(腸管外)の症状に注目し,“曝露歴(exposure)”を丁寧に問診する.
◎病歴から原因微生物を予想して,身体所見をとり,腹部超音波検査やCTを組み合わせ,得られた便検体をグラム染色し,最終的に培養結果をみて自分の思考過程が正しかったか答え合わせする.この積み重ねが臨床医としての確かな実力をつけてくれる.

参考文献

1)成田 雅:カンピロバクター腸炎.岩田健太郎(編),診断のゲシュタルトとデギュスタシオン.金芳堂,2013
2)小松原有華,他:カンピロバクター腸炎365例の臨床的検討.日病総合診療医会誌13:8-13, 2017
3)Wang H, et al:Detection of Campylobacter species in faecal samples by direct Gram stain microscopy. Pathology 36:343-344, 2004
4)Yuki N, et al:Guillain-Barré syndrome. N Engl J Med 366:2294-2304, 2012
5)Yuki N, et al:Acute axonal polyneuropathy associated with anti-GM1 antibodies following Campylobacter enteritis. Neurology 40:1900-1902, 1990
6)藤芳直彦,他:消化管症状を伴わなかったサルモネラ敗血症の一例.日集中医誌.17:347-348, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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