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特集 患者満足度の高い便秘診療 便秘を診断する
便秘の病型分類・外来での鑑別法と重症度評価
著者: 味村俊樹1 本間祐子1 堀江久永1
所属機関: 1自治医科大学外科学講座消化器一般移植外科学部門
ページ範囲:P.1438 - P.1446
文献購入ページに移動◎便秘は,症状によって排便回数減少型と排便困難型に分類される.
◎便秘は,病態によって大腸通過正常型便秘症,大腸通過遅延型便秘症,便排出障害に分類される.
◎排便回数が3回未満/週で硬便の場合は排便回数減少型,特に大腸通過遅延型便秘症である可能性が高い.
◎食事摂取量,特に食物繊維の摂取量が少なくて排便回数が少ない場合は,大腸通過正常型である可能性が高い.
◎重症度評価として,症状はConstipation Scoring System(CSS)を,便秘特異的QOLは日本語版Patient Assessment of Constipation Quality of Life Questionnaire(JPAC-QOL)を用いる.
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