medicina57巻9号

2020年08月発行

特集 患者満足度の高い便秘診療

便秘を治療する

患者満足度の高い便秘治療はどうすべきか

著者： 中島淳¹ 大久保秀則¹

所属機関： ¹横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学

ページ範囲：P.1448 - P.1452

文献概要

Point
◎便秘治療に対する患者満足度は低く，処方継続率も低い．
◎便秘診療では治療のゴール設定と，それに向けた努力が必要である．
◎処方薬の調整により便性状の正常化をめざす．

参考文献

1）三輪洋人，他：日本人における慢性便秘症の症状および治療満足度に対する医師/患者間の認識の相違．THERAPEUTIC RESEARCH 38：1101-1110, 2017

2）Ohkubo H, et al：Relationship between stool form and quality of life in patients with chronic constipation；An internet questionnaire survey. Digestion, 2019（epub ahead of print）