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特集 患者満足度の高い便秘診療 便秘を治療する 【薬物治療】
酸化マグネシウムおよび刺激性下剤の使い方と注意点
著者: 富田寿彦12 三輪洋人2
所属機関: 1兵庫医科大学内視鏡センター 2兵庫医科大学消化器内科学講座
ページ範囲:P.1466 - P.1470
文献購入ページに移動◎酸化マグネシウム(Mg)は安価で用量調節がしやすく,慢性便秘症の第一選択薬である.
◎酸化Mgを使用している患者では,腎機能が正常な場合や無症状でも,高Mg血症をきたしていることがある.
◎酸化Mgを長期投与する際には,血清Mg値のモニタリングが重要である.
◎刺激性下剤は他剤で効果が不十分な場合に投与を考慮し,あくまでもレスキュー的に使用する.
◎大腸(偽)メラノーシスは刺激性下剤の長期間連用の指標である.
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