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特集 患者満足度の高い便秘診療 便秘を治療する 【薬物治療】
浣腸・坐薬の使い方と注意点
著者: 佐々木巌1 佐々木みのり1 増田芳夫1
所属機関: 1大阪肛門科診療所
ページ範囲:P.1501 - P.1507
文献購入ページに移動◎浣腸・坐薬を使用する前には必ず直腸指診を行い,悪性腫瘍などの除外と直腸・肛門の形態の把握を行う.
◎便栓塞で肛門を通らないほど大きな便が直腸にある場合は,先に摘便をしてから浣腸する.
◎浣腸・坐薬の日常使用は,直腸の残便をもって適応とする.毎日排便しているかどうかは関係ない.
◎浣腸には穿孔,溶血などの重篤な合併症の報告があり,注意が必要である.
◎浣腸・坐薬を挿入する際に,強い操作,力を入れる操作はない.力を入れなければいけないとき,抵抗を感じるときは何かがおかしいと考える.
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