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文献概要
特集 患者満足度の高い便秘診療 さまざまなケースへの対応
妊婦・授乳婦の便秘治療
著者: 北川博之1
所属機関: 1至誠会梅田病院産婦人科
ページ範囲:P.1519 - P.1522
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◎妊婦・授乳婦はホルモン環境の変化,会陰創部痛などの影響により便秘になりやすい.
◎妊娠・産褥・授乳期においても,便秘予防の基本は食生活と排便リズムを確立することである.
◎妊婦,授乳婦の便秘薬は,浸透圧性下剤が第一選択薬である.
◎刺激性下剤を必要とする症例では,児への影響が少ないピコスルファートナトリウム(ラキソベロン®)が適している.
◎妊婦・授乳婦はホルモン環境の変化,会陰創部痛などの影響により便秘になりやすい.
◎妊娠・産褥・授乳期においても,便秘予防の基本は食生活と排便リズムを確立することである.
◎妊婦,授乳婦の便秘薬は,浸透圧性下剤が第一選択薬である.
◎刺激性下剤を必要とする症例では,児への影響が少ないピコスルファートナトリウム(ラキソベロン®)が適している.
参考文献
1)日本消化器病学会関連研究会 慢性便秘の診断・治療研究会(編):慢性便秘症診療ガイドライン2017,南江堂,2017
2)伊藤真也,村島温子(編):薬物治療コンサルテーション—妊娠と授乳(改訂2版),南山堂,2014
3)日本医薬品集フォーラム(監):日本医薬品集 医療薬 2019,じほう,2018
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