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特集 患者満足度の高い便秘診療 さまざまなケースへの対応
慢性腎臓病(CKD)・透析患者における便秘
著者: 髙島弘至1 阿部雅紀1
所属機関: 1日本大学医学部内科学系腎臓高血圧内分泌内科学分野
ページ範囲:P.1552 - P.1556
文献購入ページに移動◎透析患者では便秘の頻度は高く,約半数以上に認める.
◎透析患者は透析による除水や水分摂取制限,食物繊維摂取不足,薬の副作用,運動量低下などの影響から便秘になりやすい状態にある.
◎便秘は慢性腎臓病(CKD)発症率や心血管疾患の発症への関連が示唆されており,早期の適切な対応とコントロールを行うことが重要である.
◎便秘治療薬として,便を軟化する下剤(浸透圧性下剤,上皮機能変容薬)が推奨されており,刺激性下剤においては短期使用や頓用を考慮する.また規則正しい生活や食事,運動習慣,排便習慣などを取り入れる必要がある.
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