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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻1号

2021年01月発行

文献概要

特集 エキスパートに学ぶ—最新の循環器治療薬の使い方 Column

高齢化社会において,循環器薬のポリファーマシーをどのように考えるか

著者: 登佳寿子1 室井延之1

所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部

ページ範囲:P.140 - P.141

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ポリファーマシーの定義と問題点
 ポリファーマシー(polypharmacy)は,“臨床的に必要とされる量以上に多くの薬剤が処方されている状態”と定義される.多数の薬剤を服用したり,慢性の疾患を合併していると,有害な相互作用のリスクが著しく高まる.高齢者,腎機能障害,肝機能障害を有する患者,または低栄養の患者では,このような相互作用のリスクが高くなる.

参考文献

1)日本老年学会,日本医療研究開発機構研究費・高齢者の薬物治療の安全性に関する研究研究班:高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015,pp12-16,メジカルビュー社,2015
2)Bistrian BR, et al:Protein status of general surgical patients. JAMA 230:858-860, 1974
3)Bistrian BR, et al:Prevalence of malnutrition in general medical patients. JAMA 235:1567-1570, 1976

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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