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特集 腎疾患—エキスパートへの質問で学ぶ診療のキホンと最新情報 腎機能の評価
腎機能のさまざまな評価法,また腎機能障害を早期に診断するための新たなバイオマーカーについて教えてください
著者: 藤田陽子1 今井直彦1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.1508 - P.1511
文献購入ページに移動◎血清クレアチニン(Cr)やeGFRcreat(クレアチニンによる推定糸球体濾過量)は,筋肉量や蛋白質摂取量によって変化しうるが,シスタチンCやeGFRcys(シスタチンCによる推定糸球体濾過量)はそれらの影響を受けにくい.
◎eGFRcreat値は,慢性腎臓病の重症度分類に用いるために算出する値であり,各個人の体型にあったGFR推定値ではない.よって,薬物投与設計では用いない.
◎Cockcroft-Gault式による推定クレアチニンクリアランス(CCr)は,各個人の体型にあったCCr推定値となるため,薬剤投与設計で用いられる.
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