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特集 腎疾患—エキスパートへの質問で学ぶ診療のキホンと最新情報 高血圧
二次性高血圧の原因として多い原発性アルドステロン症を非専門医が見落とさないようにするコツとその治療を教えてください
著者: 尾関良則1 柴田洋孝1
所属機関: 1大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
ページ範囲:P.1521 - P.1524
文献購入ページに移動◎原発性アルドステロン症の早期診断のためには,有病率の高い疾患群において積極的なスクリーニング検査が重要である.
◎スクリーニング検査が陽性であれば機能確認検査を実施する.機能確認検査のなかでカプトプリル負荷試験は簡易かつ短時間で実施できるため外来でも実施可能である.
◎血中アルドステロン濃度測定が2021年4月から新規検査法に変更となったため,カットオフ値の見直しなど今後の対応が求められる.
◎薬物療法において,ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬は現在3剤使用可能であり,2型糖尿病患者において腎機能障害の進行抑制が期待できる新たなMR拮抗薬が現在臨床試験中である.
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