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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻10号

2021年09月発行

文献概要

特集 腎疾患—エキスパートへの質問で学ぶ診療のキホンと最新情報 補体関連疾患

補体の基礎および補体関連疾患の診断と抗補体薬による最新の治療について教えてください

著者: 堀内孝彦1

所属機関: 1九州大学病院別府病院免疫・血液・代謝内科

ページ範囲:P.1586 - P.1589

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Point
◎補体を選択的に阻害する抗補体薬が次々に開発されている.
◎抗補体薬の適応疾患が広がるに伴って,補体関連疾患という疾患概念が確立されつつある.
◎補体は難解であるため多くの臨床医に敬遠されてきたが,今や知っておくべき分野の一つになった.

参考文献

1)堀内孝彦:補体異常症 概論およびトピックス.森尾友宏(編):原発性免疫不全症候群,pp 461-467,日本臨牀,2020
2)北村 肇:補体学入門 基礎から臨床・測定法まで,学際企画,2010
3)堀内孝彦:内科医が知っておきたい補体関連疾患.日本内科学会雑誌109:1925-1931, 2020
4)Rother RP, et al:Discovery and development of the complement inhibitor eculizumab for the treatment of paroxysmal nocturnal hemoglobinuria. Nat Biotech 25:1256-1264, 2007
5)堀内孝彦:先天性補体欠損症.日本免疫不全症研究会(編):原発性免疫不全症群診療の手引き,pp 124-129, 2017
6)堀内孝彦:遺伝性血管性浮腫.一般社団法人日本小児感染症学会(編):小児感染免疫学,pp 749-757,朝倉書店,2020
7)Jokiranta TS:HUS and atypical HUS. Blood 129:2847-2856, 2017
8)Sheridan D, et al:Design and preclinical characterization of ALXN1210;A novel anti-C5 antibody with extended duration of action. PLoS One 13:e0195909, 2018
9)Brilland B, et al:Complement alternative pathway in ANCA-associated vasculitis;Two decades from bench to bedside. Autoimmun Rev 19:102424, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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