文献詳細
文献概要
特集 鑑別診断を意識した—非専門医のための胸部画像診断
扉
著者: 中島幹男12
所属機関: 1救急振興財団救急救命東京研修所 2東京都立広尾病院救命救急センター
ページ範囲:P.1692 - P.1693
文献購入ページに移動 胸部ほど非専門医が画像診断に関わることが多い領域はありません.COVID-19の流行に伴い,非専門医が胸部画像診断を行う機会がさらに増えているものと予想されますが,逆に言えば非専門医でもある程度のレベルで胸部画像診断をしなくてはならないということです.そこで,多くの非専門医が特別なトレーニングすることなく,何となく読めるような気になってしまっている胸部X線写真や胸部CTについて,“ある程度のレベル”に到達できるよう,わかりやすく解説したいという思いから本特集を企画しました.
“ある程度のレベル”とは日常の臨床現場で困らない程度,重大な疾患を見逃さない程度だと考えています.このため執筆陣は画像診断の専門家というよりも,第一線で患者と胸部画像に向き合う新進気鋭の臨床医にお願いしました.堅苦しい成書のような記述ではなく,目の前の医学生や研修医に教えるようなつもりで,正確性よりもわかりやすさを優先して執筆をお願いし,普段の「medicina」とは一味違った語り口にしました.専門家からは正確性について厳しい指摘を受けるかもしれませんが,執筆陣の意図ではなく編集者の要求であり,ご理解いただきたいと思います.
“ある程度のレベル”とは日常の臨床現場で困らない程度,重大な疾患を見逃さない程度だと考えています.このため執筆陣は画像診断の専門家というよりも,第一線で患者と胸部画像に向き合う新進気鋭の臨床医にお願いしました.堅苦しい成書のような記述ではなく,目の前の医学生や研修医に教えるようなつもりで,正確性よりもわかりやすさを優先して執筆をお願いし,普段の「medicina」とは一味違った語り口にしました.専門家からは正確性について厳しい指摘を受けるかもしれませんが,執筆陣の意図ではなく編集者の要求であり,ご理解いただきたいと思います.
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