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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻11号

2021年10月発行

文献概要

特集 鑑別診断を意識した—非専門医のための胸部画像診断 まずは基本を押さえる

どんなときに造影CT?

著者: 笹沢俊吉1

所属機関: 1杏林大学医学部救急医学教室高度救命救急センター

ページ範囲:P.1724 - P.1728

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Point
◎造影剤使用の禁忌とリスクについて理解する.
◎造影CT撮影が有効な病態を知る.
◎撮影条件や単純CTの有無も考慮する.
◎急性出血を疑うときは造影CTは必須:造影剤のextravasationを見逃さない!

参考文献

1)日本腎臓学会,日本医学放射線学会,日本循環器学会(編):腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2018.日腎会誌61:933-1081, 2019
2)European Society of Urogenital Radiology:ESUR guideline on contrast agents 10.0. https://www.esur.org/fileadmin/content/2019/ESUR_Guidelines_10.0_Final_Version.pdf(2021年6月閲覧)
3)日本医学放射線学会 造影剤安全性管理委員会:ヨード造影剤ならびにガドリニウム造影剤の急性副作用発症の危険性低減を目的としたステロイド前投薬に関する提言(2018年11月改訂版). http://www.radiology.jp/member_info/safty/
4)Goulden R, et al:Association of Intravenous Radiocontrast with Kidney Function;A regression discontinuity analysis. JAMA Intern Med 181:767-774, 2021
5)高橋雅士:新胸部画像診断の勘ドコロ.メジカルビュー社,2014
6)Kanne JP, et al:Six cases of acute central pulmonary embolism revealed on unenhanced multidetector CT of the chest AJR Am J Roentgenol 180:1661-1664, 2003
7)河西達夫:気管支動脈の解剖学的研究.第12回日本気管支学会総会.11:530-540, 1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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