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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻11号

2021年10月発行

文献概要

特集 鑑別診断を意識した—非専門医のための胸部画像診断 画像パターンから攻める

すりガラス陰影

著者: 林杏奈1 山本和男2

所属機関: 1日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野 2東京都立広尾病院呼吸器科

ページ範囲:P.1776 - P.1779

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Point
◎すりガラス陰影は,気管支や肺血管が見える程度の淡い肺吸収値の上昇と定義される.
◎すりガラス陰影は,肺胞隔壁(間質)の病変でも,肺胞腔内の病変でも生じる.
◎すりガラス陰影を認める疾患は,間質性肺炎,感染症,腫瘍性,血管性など多岐にわたり,詳細な問診を行い適切な鑑別を行うことが重要!

参考文献

1)Hansell DM, et al:Fleischer Society;Glossary of terms for thoracic imaging. Radiology 246:697-722, 2008
2)島本 綾,他:すりガラス影の成り立ち.画像診断39:384-392, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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