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特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか? 検査の解釈
血算・血液像・骨髄像の見かた
著者: 三ツ橋雄之1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.2106 - P.2109
文献購入ページに移動◎血算は血液の異常を捉える第一段階であり,白血球,赤血球,血小板の各系統について,異常を示唆する所見がないか慎重に評価を進める.
◎血液像では白血球の百分率と絶対数を確認し,反応性変化,異常細胞,異形成などの異常所見を適切に評価して,必要であれば骨髄検査の実施を検討する.
◎骨髄検査では,適応を正しく判断し,観察に適した標本を作製することが重要である.
◎骨髄の評価では,芽球の増加や異型細胞の出現,異形成の有無とともに,非血液腫瘍の浸潤などにも注意して観察を行い,他の検査情報を合わせた総合的評価を実施する.
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