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特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか? 診断・治療方針決定のために専門医へ速やかに紹介することが望ましい場合
増大速度の速い,もしくは有症状の無痛性リンパ節腫大
著者: 宮崎香奈1
所属機関: 1三重大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学
ページ範囲:P.2149 - P.2151
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◎増大速度が速い無痛性リンパ節腫大は月単位で増大するアグレッシブリンパ腫(aggressive lymphoma)が疑われる.
◎免疫抑制薬使用による免疫不全を背景としたリンパ腫があるため,関節リウマチなど他の疾患の治療のために免疫抑制薬を使用した際のリンパ節腫大もaggressive lymphomaを考慮する.
◎増大速度が速い無痛性リンパ節腫大は月単位で増大するアグレッシブリンパ腫(aggressive lymphoma)が疑われる.
◎免疫抑制薬使用による免疫不全を背景としたリンパ腫があるため,関節リウマチなど他の疾患の治療のために免疫抑制薬を使用した際のリンパ節腫大もaggressive lymphomaを考慮する.
参考文献
1)日本血液学会(編):造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版補訂版,金原出版,2018
2)日本臨床腫瘍学会(編):発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン 改訂第2版,南江堂,2017
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