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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻13号

2021年12月発行

文献概要

特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか? 一般内科,プライマリ・ケア領域で診断から治療まで可能な場合

大球性貧血

著者: 木村勇太1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター血液内科

ページ範囲:P.2171 - P.2174

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Point
◎大球性貧血はしばしば臨床現場で遭遇するが,その鑑別は非常に多岐にわたり紹介すべき専門科も異なるため,正しく鑑別することが重要である.
◎巨赤芽球性貧血の治療にはビタミンB12の補充療法が必要であるが,近年では非経口投与と経口投与の効果は同等であり,重要なのは服薬コンプライアンスと患者説明である.
◎銅欠乏性貧血は巨赤芽球性貧血に類似した臨床症状・臨床所見を呈するが視神経異常や膀胱障害といった特徴的な神経症状もある.早期の診断治療が神経学的予後に重要である.

参考文献

1)Omine M:Int J Hematol 71(Suppl 1):8, 2000
2)Matchar DB, et al:Performance of the serum cobalamin assay for diagnosis of cobalamin deficiency. Am J Med Sci 308:276-283, 1994
deficiency. N Eng J Med 368:149-160, 2013
4)Luis DA, et al:Clinical results and nutritional consequences of biliopancreatic diversion;Three years of follow-up. Ann Nutr Metab 53:234-239, 2008
5)Thorvardur R, et al:Hematological manifestations of copper deficiency;A retrospective review. Eur J Haematol 80:523-531, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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