文献詳細
文献概要
特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか? 専門医の診断・治療後に一般内科医,プライマリ・ケア医との連携を行う場合
急性白血病・アグレッシブリンパ腫の治療後の経過観察
著者: 内山倫宏1
所属機関: 1諏訪赤十字病院血液内科
ページ範囲:P.2185 - P.2188
文献購入ページに移動Point
◎急性白血病の経過観察においては血球数の確認(特に血小板数)が重要である.
◎急性白血病は経過が急速であることが多く,治療効果を期待するだけでなく症状緩和として化学療法施行が効果的なことも多い.
◎悪性リンパ腫の罹患数は近年増加傾向にある.
◎悪性リンパ腫のなかでも病勢進行が早いアグレッシブリンパ腫は予後不良と思われがちであるが,化学療法にて治癒が期待できる.
◎急性白血病およびアグレッシブリンパ腫は,急激な経過をたどることが多く,専門医とかかりつけ医の密な連携が求められる.
◎急性白血病の経過観察においては血球数の確認(特に血小板数)が重要である.
◎急性白血病は経過が急速であることが多く,治療効果を期待するだけでなく症状緩和として化学療法施行が効果的なことも多い.
◎悪性リンパ腫の罹患数は近年増加傾向にある.
◎悪性リンパ腫のなかでも病勢進行が早いアグレッシブリンパ腫は予後不良と思われがちであるが,化学療法にて治癒が期待できる.
◎急性白血病およびアグレッシブリンパ腫は,急激な経過をたどることが多く,専門医とかかりつけ医の密な連携が求められる.
参考文献
1)日本血液学会:造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版補訂版,金原出版,2020
2)Chihara D, et al:Differences in incidence and trends of haematological malignancies in Japan and the United States. Br J Haematol 164:536-545, 2014
3)Swerdlow SH, et al: WHO Classification of Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues, 4th ed., IARC Press, Lyon, 2008
掲載誌情報