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特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか? 専門医から一般内科へ紹介する場合
在宅医療および在宅緩和ケア
著者: 山村武史1
所属機関: 1医療法人社団敬正会あんクリニック訪問診療
ページ範囲:P.2233 - P.2236
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◎高齢化の進むわが国では血液疾患患者は増加傾向にあり,在宅医療の利用も増えてきている.
◎血液疾患患者は専門的知識が必要な場合が多いが,在宅医療に従事している血液専門医は少ない.
◎血液専門医不在の訪問診療クリニックに依頼する場合は,急性期病院とのより円滑な医療連携体制の構築が必要である.
◎在宅輸血は多大な労力とコストが必要であり,積極的に実施している訪問診療は少ない.今後の普及と安心・安全に実施できるシステムの構築が必要である.
◎高齢化の進むわが国では血液疾患患者は増加傾向にあり,在宅医療の利用も増えてきている.
◎血液疾患患者は専門的知識が必要な場合が多いが,在宅医療に従事している血液専門医は少ない.
◎血液専門医不在の訪問診療クリニックに依頼する場合は,急性期病院とのより円滑な医療連携体制の構築が必要である.
◎在宅輸血は多大な労力とコストが必要であり,積極的に実施している訪問診療は少ない.今後の普及と安心・安全に実施できるシステムの構築が必要である.
参考文献
1)内閣府:令和2年版高齢社会白書. https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2020/zenbun/02pdf_index.html(2021年8月閲覧)
2)厚生労働省医政局指導課在宅医療推進室:在宅医療・介護あんしん2012. https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/zaitaku/dl/anshin2012.pdf(2021年8月閲覧)
3)秋下雅弘,他:在宅医療に関するエビデンス—系統的レビュー.日老医誌53:38-44, 2016
4)NPO血液在宅ねっとホームページ https://hemato-homecare.net/(2021年8月閲覧)
5)Niscola P, et al:Transfusions at home in patients with myelodysplastic syndromes. Leuk Res 36:684-688, 2012
6)東京都福祉保健局:東京都輸血療法研究会のページ. https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/k_isyoku/yuketsu_kenkyukai.html(2021年8月閲覧)
7)厚生労働省:「輸血療法の実施に関する指針」(改定版).厚生労働省医薬食品局血液対策課,2005 https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5tekisei3a.html(2021年8月閲覧)
8)東京都福祉保健局:小規模医療機関における輸血マニュアル. https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/k_isyoku/yuketsu-manual.html(2021年8月閲覧)
9)北澤淳一,他:在宅赤血球輸血ガイド.日輸血細胞治療会誌63:664-673, 2017
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