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特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門 押さえておくべきアレルギー疾患の基本
アナフィラキシー
著者: 関谷潔史1
所属機関: 1国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科
ページ範囲:P.193 - P.197
文献購入ページに移動◎アナフィラキシーは臨床所見で診断可能であり,迅速に診断を行う.
◎発症初期には,進行の速さや最終的な重症度の予測がきわめて困難である.
◎致死的な反応を呈することも少なくないため,誘発原因にかかわらず,ただちに治療を開始する.
◎発症早期の救命効果があるのは0.1%アドレナリン筋肉注射のみであり,治療の第一選択薬となる.
◎アナフィラキシーを疑う症状があるものの診断に迷う場合は,治療を行いながら経過をみる.
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