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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻2号

2021年02月発行

文献概要

特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門 押さえておくべきアレルギー疾患の基本

アナフィラキシー

著者: 関谷潔史1

所属機関: 1国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科

ページ範囲:P.193 - P.197

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Point
◎アナフィラキシーは臨床所見で診断可能であり,迅速に診断を行う.
◎発症初期には,進行の速さや最終的な重症度の予測がきわめて困難である.
◎致死的な反応を呈することも少なくないため,誘発原因にかかわらず,ただちに治療を開始する.
◎発症早期の救命効果があるのは0.1%アドレナリン筋肉注射のみであり,治療の第一選択薬となる.
◎アナフィラキシーを疑う症状があるものの診断に迷う場合は,治療を行いながら経過をみる.

参考文献

1)日本アレルギー学会(編):アナフィラキシーガイドライン,メディカルレビュー社,2014
2)Simons FE:Anaphylaxis. J Allergy Clin Immunol 125(suppl 2):S161-181, 2010
3)Simons FE, et al:World allergy organization guidelines for the assessment and management of anaphylaxis. World Allergy Organ J 4:13-37, 2011
.アレルギー62:144-154, 2013
5)関谷潔史:アナフィラキシー—アナフィラキシーガイドライン.medicina 57(増刊号):295-298, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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