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特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門 押さえておくべきアレルギー疾患の基本
慢性蕁麻疹の診断と治療
著者: 福永淳1
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科内科系講座皮膚科学教室
ページ範囲:P.229 - P.233
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◎蕁麻疹は「特発性蕁麻疹」と「刺激誘発型の蕁麻疹」に分類され,治療アプローチが異なる.
◎急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹は「特発性蕁麻疹」に含まれ,症状が6週間以上続くのが慢性蕁麻疹である.
◎慢性蕁麻疹の診断は,特定の刺激で誘発されないという点で他の病型の蕁麻疹を除外することで行う.
◎慢性蕁麻疹の治療は抗ヒスタミン薬をベースとし,難治例にはオマリズマブが有効である.
◎蕁麻疹は「特発性蕁麻疹」と「刺激誘発型の蕁麻疹」に分類され,治療アプローチが異なる.
◎急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹は「特発性蕁麻疹」に含まれ,症状が6週間以上続くのが慢性蕁麻疹である.
◎慢性蕁麻疹の診断は,特定の刺激で誘発されないという点で他の病型の蕁麻疹を除外することで行う.
◎慢性蕁麻疹の治療は抗ヒスタミン薬をベースとし,難治例にはオマリズマブが有効である.
参考文献
LEN/EDF/WAO guideline for the definition, classification, diagnosis and management of Urticaria. The 2017 Revision and Update. Allergy 73:1393-1414, 2018
2)秀 道広,他:蕁麻疹診療ガイドライン2018.日皮会誌128:2503-2624, 2018
3)Weller K, et al:Development and validation of the Urticaria Control Test;A patient-reported outcome instrument for assessing urticaria control. J allergy Clin Immunol 133:1365-1372, 2014
4)Nakatani S, et al:The Urticaria Control Test and Urticaria Activity Score correlate with quality of life in adult Japanese patients with chronic spontaneous urticaria. Allergol Int 68:279-281, 2019
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