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書評
—徳田 安春 監修—セイントとチョプラの内科診療ガイド 第3版—Saint-Chopra Guide to Inpatient Medicine, 4th edition
著者: 松本謙太郎
所属機関:
ページ範囲:P.268 - P.268
文献購入ページに移動 英文の医学雑誌で必ず読む2つの症例検討の記事があります.それは『The New England Journal of Medicine(NEJM)』のClinical Problem-Solving(CPS)と『Journal of Hospital Medicine』のClinical Care Conundrums(CCC)で,ともに臨床経過が段階的に提示され,臨床推論が挟まれながら,そのプロセスが吟味されています.普段のカンファレンスの息遣いが見えてくるようなこのシリーズによく登場する2人の大リーガー医によって書かれた,Tierney先生のお弟子さん達のUCSFの香り漂うディスカッションを垣間見える一冊が,徳田安春先生監修のもと,非常にわかりやすい栗原健先生達の訳で昨秋上梓されました.『セイントとチョプラの内科診療ガイド』第3版(MEDSi刊)です.
みなさんは昔,“megafepsda”を覚えた記憶はないでしょうか? 英語で目的語として準動詞を伴う時動名詞のみを用いる,mind,enjoy,give up,avoid,finish,escape,put off,stop,deny,admitの最初の文字を集めて,思い出しやすくする頭文字です.このような頭文字法による暗記術は文字通り覚えたいものの頭文字を続けて覚えるもので,覚えることや思い出さなくてはいけないことが多い臨床推論におきましても,この記憶法,英語で言うところのmnemonics(ネモニクス)は非常に役に立ちます.この本では,そのような多くのネモニクスが紹介されています.この本と同様,徳田安春先生著の『鑑別診断ネモニクス』(MEDSi刊)といった素晴らしい鑑別診断の覚え方のネモニクス本も出ております.
みなさんは昔,“megafepsda”を覚えた記憶はないでしょうか? 英語で目的語として準動詞を伴う時動名詞のみを用いる,mind,enjoy,give up,avoid,finish,escape,put off,stop,deny,admitの最初の文字を集めて,思い出しやすくする頭文字です.このような頭文字法による暗記術は文字通り覚えたいものの頭文字を続けて覚えるもので,覚えることや思い出さなくてはいけないことが多い臨床推論におきましても,この記憶法,英語で言うところのmnemonics(ネモニクス)は非常に役に立ちます.この本では,そのような多くのネモニクスが紹介されています.この本と同様,徳田安春先生著の『鑑別診断ネモニクス』(MEDSi刊)といった素晴らしい鑑別診断の覚え方のネモニクス本も出ております.
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