文献詳細
特集 いまさら聞けない! 肝胆膵疾患—みなさんのギモンに答えます
肝硬変の診断と合併症に対する治療
文献概要
肝性脳症は急性肝不全や肝硬変など重篤な肝疾患の経過中に,多彩な精神神経症状(意識,感情,認知,行動の障害など)をきたす症候群である.肝性脳症は臨床的に明らかな意識障害を呈する顕性脳症と,意識状態が一見正常と判断されても,動作・認知能力の異常を認める不顕性(covert)脳症(潜在性脳症・ミニマル脳症)に分類される.肝性脳症は肝疾患患者の予後やQOLと関連するため,早期診断と適切な治療が必要である.
参考文献
1)日本消化器病学会・日本肝臓学会(編):肝硬変診療ガイドライン2020改訂第3版.南江堂,2020
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