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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻3号

2021年03月発行

特集 いまさら聞けない! 肝胆膵疾患—みなさんのギモンに答えます

肝硬変の診断と合併症に対する治療

肝性脳症の診断と治療薬の選択

著者: 清水雅仁1 華井竜徳1

所属機関: 1岐阜大学大学院消化器病態学

ページ範囲:P.450 - P.453

文献概要

 肝性脳症は急性肝不全や肝硬変など重篤な肝疾患の経過中に,多彩な精神神経症状(意識,感情,認知,行動の障害など)をきたす症候群である.肝性脳症は臨床的に明らかな意識障害を呈する顕性脳症と,意識状態が一見正常と判断されても,動作・認知能力の異常を認める不顕性(covert)脳症(潜在性脳症・ミニマル脳症)に分類される.肝性脳症は肝疾患患者の予後やQOLと関連するため,早期診断と適切な治療が必要である.

参考文献

1)日本消化器病学会・日本肝臓学会(編):肝硬変診療ガイドライン2020改訂第3版.南江堂,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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